大切な「足」守って リーヴォが必勝祈願
関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山の選手が22日、和歌山電鐵㈱(小島光信社長)貴志川線の貴志駅内にある「たま神社」を訪れ、必勝を祈願した。
同線沿いにある和歌山市木枕の足守(あしがみ)神社で7月1日に行われる祭事「御夢想灸(ごむそうきゅう)」の告知を兼ねた行事。「足」でつながる3者が協力し、それぞれの願いを込めた「ぞうり絵馬」を毎年奉納。ことしで8回目となる。
同神社は平安時代後期から続く伝統があり、全国でも珍しく足に御利益があるとされ、スポーツ選手をはじめ日本全国から多くの人が訪れている。
たま神社にはチームを代表して嘉味田隼選手(26)が参拝。たまⅡ世の駅長「ニタマ」、貴志駅駅長代行の「よんたま」が見守り、吉田純啓別当が祈願する中、JFL(日本フットボールリーグ)への昇格やリーグ戦で低迷するチームの躍進を願い、絵馬を奉納した。
嘉味田選手は「難しいシーズンになったが、自分たちの力を信じ、目標に向かって最後まで走り切りたい」と抱負。吉田別当は「(7月1日)は貴志川線に乗り、無事に参ってほしい」と話していた。
御夢想灸は毎年7月の第1日曜日に足の健康を祈願して行っており、ことしは午前6時から午後4時まで、祈祷(きとう)とお灸の施療を行う。
また小島社長は、2015年に旅立ったたま駅長の命日の同日、たま神社でよんたま貴志駅駅長代行が7月下旬からニタマ駅長の公休日である水曜と木曜に、貴志駅で勤務することを報告した。