リーヴォ連敗止める 前期終えリーグ6位

関西サッカーリーグ1部は23、24の両日、各地で第7節の4試合が行われ、ホームのアルテリーヴォ和歌山は23日、和歌山県和歌山市の紀三井寺陸上競技場で高砂ミネイロFCと対戦。後半開始早々に、途中出場のDF堀野の決勝弾で1―0完封勝ち。チームの連敗を3で止め、前期最終節を勝利でくくった。

リーヴォは両サイドのMF白方、岩宗を起点に攻撃を仕掛けるが、なかなかリズムが生まれなかった。FW西村も中央でのドリブル突破で打開を試みたが、ゴールには結び付かず前半を0―0で折り返した。

後半は岩宗に代えて堀野を右サイドに配置。試合が動いたのは4分、左サイドからのクロスをファーサイドでFW土井が折り返し、ゴール前でフリーだった堀野が待望の先制点を奪った。

守備では相手の戦術に合わせてシステムを変更しながら対応した。一時は攻め込まれる時間が続いたが、CB寺本を中心に粘り強く対処。DFラインの背後のスペースを狙われたピンチもSB柳田のカバーリングでゴールを許さなかった。

坂元要介監督は「後半の立ち上がりに点を取れたのが大きかった。後期に向けていいスタートが切れた」と話した。 チームは前期の7試合を終え、2勝3敗2分と苦しい状況が続く。勝ち点は8、順位は8チーム中6位と低迷。大北啓介主将は「ふがいない結果」と前期の戦いを振り返った。
ただ、寺本や西村らけがで離脱していた選手が復帰し、後期の巻き返しへ準備は着々。「全勝するつもりで最後まで諦めずやりたい」と躍進を誓った。

後期初戦となる次節は7月8日、紀の川市の桃源郷運動公園でバンディオンセ加古川(1位)と対戦する。午後2時キックオフ。

決勝ゴールを決める堀野

決勝ゴールを決める堀野