秀作ズラリ55点並ぶ 二科会写真部支部展

二科会写真部和歌山支部(大浦美保支部長)の第7回展が28日まで、和歌山県和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。

「二科会写真部」は、ことしで第66回を迎えた日本最大規模の写真公募展を開く歴史ある団体。支部展は2年に1度開いている。

40代から80代までの会員や会友、支部員約30人が、二科展の入選入賞作を含めスナップや祭り、風景など55点を出品。作品は活気ある異国の町並み、まるで女性の後ろ姿のように見える妖艶なシルエットの桜、熊本地震による被害の状況を捉えたドキュメント、押し花の面白い造形を写したものなど、変化に富んでいる。

季節を変えて定点撮影した水田、野菜や昆虫を題材にした物語性のあるフィルムの作品なども並び、二科会本部理事の照井四郎さんは「ジャンルも幅広くバラエティー豊か。何が出てくるか分からない、という面白さのある会です。皆さんそれぞれ好みの作品を見つけてもらえるはず」と笑顔。会友の常田茂さんは「敷居が高いと思われがちですが、身近な題材を選んで撮影しています。気軽に楽しんでもらえるとうれしいですね」と話していた。

午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

見応えのある作品が並ぶ会場

見応えのある作品が並ぶ会場