地方選挙勝利へ結束 自民県連パーティー
自民党県連の第15回政経文化パーティーが8日、和歌山県和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、党推薦候補が立候補を予定している今月の和歌山市長選、秋の県知事選などの選挙の勝利に向け、結束を固めた。特別講演を予定していた菅義偉官房長官は西日本を中心とする豪雨災害の対応のため欠席となった。
県連会長の二階俊博党幹事長は、出席者約1500人(県連発表)を前に「悪天候の中、これだけ多くの人にお越しいただけたのは皆さんの期待の表れだと思う。県政の中で自民党の役割をさらに高めていきたい」とあいさつ。来賓として、次期選挙に自民党の推薦を受けて臨む仁坂吉伸知事、尾花正啓和歌山市長らが祝辞を述べた。仁坂知事は「道路整備や防災対策の推進で、自民党の存在はありがたい」とし、「政治や経済、外交などがこんなにうまくいっていることは(近年)ないのに、つまらないことでもめている」と国会の現状を批判した。
県連所属国会議員では、二階氏と石田真敏、門博文両衆院議員、鶴保庸介参院議員が出席し、世耕弘成経済産業大臣(参院議員)は政務のため欠席。連立与党の公明党からは浮島智子衆院議員、山本香苗参院議員が出席した。
石田議員はあいさつで、残り約2週間となった通常国会について「必要な法案をしっかり成立させていきたい」と意欲を示し、県内の選挙については「選挙に勝ってこそ私たちの思いは実現できる。自民党の旗の下に結集し、選挙で勝てるように頑張っていこう」と訴えた。
出席者は藤山将材県議会議長の発声で「頑張ろうコール」をし、続いて懇親会が行われた。