最後まで選手と共に 智弁アルプスの大声援

智弁ナインを後押ししようと、1塁側アルプス席には全校生徒や保護者ら約1200人の大応援団がバス34台で詰め掛けた。甲子園でおなじみの「C」の人文字を作り、赤いメガホンを手に選手の名前を叫びながら、最後まで共に戦った。

平田龍輝投手の母・和美さん(48)は平田投手について「おとなしくてマイペースな性格」としながら、「闘志を出して頑張ってほしい。焦らずにいつも通りのピッチングを発揮してくれれば。悔いなく投げてほしいですね」と息子の雄姿を見つめた。

中学1年の山口真央さん(12)は「感動のプレーを見せてほしい。選手の力になれるように全力で応援します」とメガホンをたたいた。

吹奏楽部の部長を務める高校2年の岡村直樹君(16)は「甲子園は大変な試合になるが、智弁らしい野球をしてほしい。選手が100%の力を出せるように精いっぱい、後押しします」と意気込み十分。その言葉通り、5回、9回の反撃時には春に登場した新応援曲「ミラクルショット」を力いっぱい演奏し、「打って!打って!打ちまくれ!」と大声援を響かせた。

試合は敗れたが、アルプスからは「頑張った。お疲れさま」とナインにねぎらいの言葉と大きな拍手が送られた。

先制点を挙げ喜ぶアルプスの応援団

先制点を挙げ喜ぶアルプスの応援団