インフラ整備など52億円補正 9月県議会

 和歌山県は4日、52億1937万円を増額する2018年度一般会計補正予算案を発表した。11日開会の9月定例県議会に上程する。補正後の一般会計は5593億1506万円となる。

 9月議会への提出予定案件は補正予算案2件、条例案7件、その他議案10件、専決処分報告1件、委任専決報告8件など。人事案3件の追加も予定している。

 補正予算案は、6月と7月の降雨でがけ崩れが発生した箇所などの災害対策関連事業に3億8375万円▽高速道路ICへのアクセス道路整備や橋梁などのインフラの老朽化対策など国庫補助による公共事業に43億7758万円▽自殺防止対策を強化するためSNSを活用した相談体制を構築する命のセイフティネットワークに385万円▽2017年10月の台風21号豪雨で発生した紀の川市西脇地区斜面崩落により被害を受けた人への損害賠償に3870万円――などを計上している。

 条例案件は県税条例の一部改正や知事選の選挙運動公費負担に関する条例の一部を改正する条例、委任専決報告は職員の公務中の交通事故や船舶損傷事故などの損害賠償となっている。

 9月議会の会期は11日開会、28日閉会の18日間。一般質問は18~21日、常任委員会は25、26日に予定されている。