笑顔つなぐ紀州夢祭り 16日に和歌山城で

 和歌山県内の20代を中心にした若者がつくるイベント「第6回紀州夢祭り」が16日午前11時から午後8時まで和歌山城の西の丸・砂の丸広場で開かれる。同実行委員会(橋本愛美実行委員長)が主催。和歌山城天守閣再建60周年を記念し、映像と音楽を駆使した迫力のプロジェクションマッピングを目玉企画に、さまざまな楽しいイベントを準備している。

 ことしのテーマは「笑顔を繋ぐ~NoDream,No Life~」。街じゅうを笑顔にして活性化につなげ、夢を持つきっかけをつくりたいという願いが込められている。

 ことしは新たに子ども食堂の出店とアスリートの体験ブース、農業体験ブースを設置。子ども食堂では食事の他に料理の配膳やジュースを注ぐなど仕事の体験もできる。

 アスリートブースは体操の田中3きょうだいの母・誠子さんの体操教室や、西の丸広場で行うキックバイクレースなどさまざまな競技をプロと一緒に体験。桐蔭中学・高校科学部のロボサッカーも観戦できる。

 農業体験には、紀の川市のグリーンジャンクションとタレント・内山麿我(まろか)さんの「まろ農園」が参加。すくった分はもらえる「プチトマトすくい」や野菜の苗作り体験を行う。

 二つの広場で行うステージもライブ、ダンス、パフォーマンスと充実。クライマックスは午後7時半からのプロジェクションマッピング。阪南大学とコラボレーションし、砂の丸広場の石垣に和歌山の偉人や名所を映し出す。

 夢祭りテーマソングを歌うSAYAKAさんや、県民文化会館でのライブも盛況だったTONPEIさん、ご当地アイドルFun×Fam(ファンファン)など地元で活躍するアーティストのライブの他、和歌山市出身のモデル・本谷紗己さんのファッションショーも開催。西の丸では参加自由のカラオケ大会も。

 アスリート班リーダーの今中千菜美さんは「朝から夜まで、帰るのがもったいないぐらい内容が盛りだくさん。家族や友達と遊びに来てください」、橋本実行委員長は「若い人の笑顔と地域の力で盛り上げるのでぜひお越しください」と祭りをPRしている。

 各イベントは当日参加可能。一部有料のイベントあり。祭りの詳細はフェイスブックかインスタグラムで確認できる。問い合わせは各SNSか事務局(℡080・5710・3685)。

「ぜひ来てください」と橋本実行委員長㊧と今中さん

「ぜひ来てください」と橋本実行委員長㊧と今中さん