高校生議長が決意 世界津波の日サミット

 10月31日、11月1日に和歌山県内で開かれる「世界津波の日2018高校生サミットin和歌山」で高校生議長を務める中井充歩さん(日高高3年)と伊森安美さん(串本古座高2年)が12日、県庁南別館の宮下和己県教育長を訪問した。

 サミットは国内から49校187人、海外48カ国から300人が参加。2日間を通して「災害から命を守る~『稲むらの火』発祥の地、和歌山で濱口梧陵の精神を共に学ぶ~」をテーマに、レセプションや防災講演会が行われる。

 2人は8月22日に東京都千代田区の衆議院第二議員会館で行われた記者会見で議長を務めることが発表された。サミットでは総会の進行や大会宣言の取りまとめなどを全て英語で行う。

 中井さんは「記者会見を終えて、議長になったと実感した。英語力を磨いて、自分の伝えたいことを本番で言えたら」、伊森さんは「世界から来た人に和歌山の恵みを満喫してもらいたい。役割の大きさを実感したので、サミットまでの1カ月間頑張りたい」とそれぞれ意気込みを述べた。

 宮下教育長は「2人だけでなく、和歌山の高校生がみんな一緒の思いだと思ってもらえるとうれしい。緊張すると思うが、楽しい時間を過ごしてもらいたい」とエールを送った。

宮下教育長(手前)と議長の仕事について話し合う伊森さん㊧、中井さん

宮下教育長(手前)と議長の仕事について話し合う伊森さん㊧、中井さん