日タイ友好深める4日間 星林高校へ訪問団

 タイのカセサート大学付属学校の訪問団が和歌山県立星林高校(和歌山市西浜、岩崎博校長)を訪れ25日から4日間授業に参加。28日に修了式が行われた。

 カセサート大付属校はタイ語、英語、日本語、中国語と外国語教育が特色の学校。星林高とは国際交流のため各年で訪問団を互いに送り出しており、ことしは高校1・2年生10人が星林高の国際交流科の生徒と共に授業やクラブ活動、マリーナシティの遠足を楽しんだ。

 修了式では岩崎校長が「短い間だったが、生徒も教員も楽しかった。日本とタイの友好を深めるため、きょうの出会いを大切にしたい」とあいさつし、カセサート大付属校の生徒10人に修了証を手渡した。生徒を代表して、2年生のサラン君が「ここでの経験を生かし、将来のために頑張りたい。また会える日を楽しみにしています」と感謝を述べた。

 式の後、フェアウェルパーティー(お別れ会)が開かれ、両校の生徒は英語のクイズで競い、星林高の生徒がプレゼントを贈るなどし、最後の楽しい時間を過ごした。

 カセサート大付属校2年のシャリサーさんは「日本の学校は部活動があることや、お昼は教室でみんな食べていることが印象的だった」、星林高1年の酒井美緒さんと宮田渚沙さんは「みんな日本語が上手で、読み書きや会話も日本語でしていた。タイの学校には夏服しかないと聞いて驚いた」と学校生活を振り返っていた。

修了証を手にしたタイの生徒と星林の生徒

修了証を手にしたタイの生徒と星林の生徒