リオの金メダル展示 田中佑典さん応援企画

 2016年リオデジャネイロ五輪の体操男子団体で優勝した和歌山県和歌山市出身の田中佑典選手(28)の金メダルやユニフォームが11月5日まで、わかやまスポーツ伝承館(同市本町、フォルテワジマ3階)で展示されている。土日曜は、日本代表のジャケットを着用し、金メダルを首に掛けて記念撮影もできる。

 「世界一へ!ドーハで輝け田中佑典 2018世界体操」と題し、25日からカタール・ドーハで開かれる世界選手権での活躍を応援する企画。12年ロンドン五輪の団体銀メダルやユニフォームなども加えた約20点が並び、県内外からファンが訪れている。

 江川哲二館長によると、リオ五輪から2年が経過した今夏、各地のイベントからの引き合いが一段落したことから、同館での展示や記念撮影の企画を、田中選手自身から提案された。金メダルには傷が数カ所あるが、田中選手は「多くの人に触れてもらった証しで、名誉なことです」と語っていたという。江川館長は「本物に触れて夢を抱いてほしい」と多くの来場を呼び掛けている。

 8日まで、世界選手権に向けた応援の寄せ書きコーナーも設置し、ドーハに出発するまでに田中選手に贈られる。

 入場無料。午前10時から午後7時(メダルとジャケットの着用は5時)まで。

 問い合わせは同館(℡073・423・2215)。

土日曜は金メダルとジャケットの着用ができる

土日曜は金メダルとジャケットの着用ができる