青年、女性部を新設 会員確保へ県猟友会
高齢化による会員減少に歯止めをかけようと、一般社団法人和歌山県猟友会(尾上貞夫会長)は17日、青年部と女性部を新設し、和歌山市の県民文化会館で発足式を行った。
近年は猟友会員の高齢化が進み、新規会員の確保や狩猟者の育成が課題となっている。対策の一環として、免許取得者の入会促進や、すでに活動している若手狩猟者同士の交流推進などを目的に、青年部と女性部を創設した。
県猟友会によると、会員数は約2600人。うち青年会員は468人、女性会員は66人(同日現在)となっている。
発足式には支部の幹事や来賓ら約30人が出席。尾上会長は「なんとか猟友会を活性化しなればいけない。発展のために尽力してほしい」とあいさつした。
大阪府猟友会青年部の元橋敏浩部長と同会女性部の曽我輝久江副部長が活動内容を報告。狩猟事故の防止を目的とした射撃大会や親睦を深める研修会を開催し、啓発活動にも力を入れていることを説明した。その後、大阪府猟友会の役員を交えた交流会を行い、意見を交換した。
県猟友会の青年部と女性部は今後、イベントの開催や啓発などの活動に取り組むという。