知事選向けて 桐蔭高生が啓発音源収録
和歌山県選挙管理委員会は、任期満了に伴う知事選(11月8日告示、25日投開票)に向け、広報啓発車の周知アナウンス音源を県立桐蔭高校放送局の生徒に依頼し、18日に同校で収録を行った。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めて迎える知事選を控え、高校生の音源を使用することで若年層にも投票参加を促す狙い。和歌山大学の学生に委嘱交付した「学生啓発サポーター」の提案で、高校生による音源収録を試みた。
収録はNHK杯放送コンテスト和歌山大会のアナウンス部門で優勝経験のある同校3年の宮本彩理香さん(17)が担当し、同校放送局の生徒が協力した。リハーサルを行い、告示日から投開票当日までに使用する3パターンのアナウンスを収録。25日の投票日や投票に行けない場合の期日前投票などを促す内容で、「皆さんそろって投票しましょう」「大切な一票を投じましょう」などと呼び掛けた。
宮本さんは周囲のアドバイスを受けながら、友達や母親の前で練習。ゆっくりと読み上げることを心掛けたといい、「選挙のことを多くの人に知ってほしい。若い人にも身近に感じてもらえれば」と話していた。