グレイトが初優勝 和歌山市ソフト秋季大会

 和歌山市ソフトボール協会(長坂隆司会長)の秋季大会決勝が28日、田井ノ瀬球場で行われ、1部はグレイトが初Vを飾った。古屋クラブとの対戦は、序盤から1点を争う接戦となり、1点を追う5回、グレイトは2死3塁から、相手内野陣の連続失策で2点を挙げ、一気に勝ち越した。最終回、一打逆転のピンチも中堅・白川が好捕。相手の反撃を吹き飛ばすビッグプレーが栄冠を引き寄せた。2部は三田SC、女子はALLファイターズが優勝した。

 ◇1部準優勝

オリーブ 0 0 0 0 0 2 2
古屋 0 2 0 3 1 × 6

 

グレイト 0 1 0 0 0 1 2
和歌山レジェンド 0 0 0 0 2 0 2

(グレイトの抽選勝ち)

 ◇同決勝

グレイト 1 0 0 0 2 0 3
古屋 0 0 2 0 0 0 2

 グレイトの先攻で始まった1部決勝は、グレイトがエース宇野、古屋は田中監督自らが先発のマウンドを務めた。

 グレイトは1回、吉田の左中間を破る2塁打を足掛かりに1死3塁とし、森田の中前適時打で1点を先制した。3回に無死満塁から逆転され、1点のリードを許したが、5回、竹下の左前打をきっかけに2死3塁と攻め、続く加森、吉田の内野ゴロが、相手守備陣の連続失策を誘い同点、さらに1点を勝ち越した。

 挽回を狙う古屋は、制限時間が迫る最終回、宇野からつないだ救援の岩橋を攻め1死1、2塁とした。次打者の田中が放った打球は、中堅へ一直線に伸びる強打となったが、この打球を中堅・白川が後ろ向きになりながらナイスキャッチ!終盤に飛び出したファインプレーが、両チームの明暗を分け、グレイトが念願の優勝旗を手にした。

 グレイトの広瀬監督は「この試合は本当に、疲れました。結成30年で初の優勝ですが、チーム一丸で頑張った結果だと思います」と優勝をかみしめた。

 MVPには、グレイトの白川裕太選手、優秀選手賞は、古屋の木下浩幸選手が獲得した。

 《グレイト》監督・選手=広瀬博喜▽主将=西井正治▽選手=加森寿典、吉田将吾、森田光輔、山下大志、奥田崇方、白川裕太、竹下政志、岩橋昌志、加納克也、宇野博之、小池理之、竹下孝征、田中宏幸
 《古屋クラブ》監督・選手=田中健治郎▽主将=山本悠貴▽選手=馬場章亘、大嶋嘉晃、尾鼻章好、岩橋浩季、中村有生人、木下浩幸、上田薫、中尾亨

 ◇

 【試合結果】1回戦=附属4―2せせらぎ▽グレイト9―5ジュニア▽和歌山ヤンキース7―0野崎西(棄権)▽和歌山レジェンド5―2名草ダンディーズ▽和歌山教員6―5楠見西▽オリーブ6―5貴志▽和歌山フェローズ3―2和佐◇2回戦=グレイト8―2附属▽和歌山レジェンド4―2和歌山ヤンキース▽オリーブ5―2和歌山教員▽古屋6―0和歌山フェローズ

1部初優勝・グレイト

1部初優勝・グレイト