忘れえぬ光の体験 フェスタ・ルーチェ点灯
冬のヨーロッパを体験できるイルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ」が3日、和歌山県和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで開幕。点灯式が行われ、来場者とのカウントダウンに合わせてポルトヨーロッパが鮮やかな光に包まれた。来年2月11日までの期間中、週末を中心に盛りだくさんのイベントが催され、忘れられない平成最後の冬を演出する。
実行委員会(古澤良祐会長)主催。2回目の今回は、8万人以上を動員した昨年からイルミネーションをスケールアップし、新しい演出も満載となっており、開催期間は86日間に拡大されている。
点灯式は日没直後、噴水広場に設けられた巨大なクリスマスツリーが立つ舞台で行われた。古澤会長ら実行委役員やナビゲーターでモデルの本谷紗己さん、来賓の世耕弘成経済産業大臣、門博文衆議院議員、尾花正啓和歌山市長、神出政巳海南市長、特別協力の㈱タカショーから高岡伸夫社長らが登壇し、開幕の瞬間を見ようと詰め掛けた来場者と共にカウントダウン。「5、4、3、2、1、ボン・ヴォヤージュ(良い旅を!)」と声を合わせると、ツリーをはじめ会場内のイルミネーションに光がともった。
あいさつした世耕経産相は「地域の皆さん自身が魅力をつくり、磨きをかけてもらうことが非常に大事。フェスタ・ルーチェの取り組みはそのお手本になるもの」と称賛。古澤会長は「フェスタ・ルーチェをきっかけに、和歌山を知ってもらい、再発見してもらいたい。平成最後のクリスマスをフェスタ・ルーチェで過ごしてほしい」と呼び掛けた。
会場には色とりどりのイルミネーションの他、ブラックライトで光るネオンペイント、水に反応して光る落書きボード「ウォーターライトグラフィティ」、ホタルのように光の粒が舞い飛ぶ空間など、初登場の光の演出がいっぱい。来場者は見入ったり、カメラやスマートフォンを手に幻想的な光景を写真に収めたりして楽しんだ。
入場券は前売り大人1300円(当日1500円)、3歳~中学生700円(同800円)。午後5時~9時(12月15~25日は10時)。1月7~31日は金土日曜と祝日のみ営業する。詳しい情報はホームページ(https://www.festaluce.jp/)。