辻本さん「亥」絵馬 和歌浦天満宮に奉納
新年を迎えるにあたり、和歌山県和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政男宮司)は24日、境内入口の大絵馬を来年のえと「亥(いのしし)」に掛け替えた。
大絵馬は同市の洋画サークル「四季の会」が20年以上奉納。ことしは会員の辻本渡さん(67)がデザインを担当し、大小2枚の絵馬を制作した。
大絵馬(133㌢×88㌢)には向かい合う2匹のイノシシの張り子を油絵の具で色鮮やかに表現。玩具をモチーフにしたデザインで、約1カ月半で仕上げた。背景には梅の花があしらわれている。小絵馬(67㌢×45㌢)には天守閣再建60周年を迎えた和歌山城とともに、親子5匹のイノシシが描かれ、回廊の軒下に飾られている。
辻本さんは「絵を飾っていただけることはありがたく、励みになる。知人も喜んで見に来てくれると思う」と笑顔。小板宮司は「絵馬を見て、新年へと気持ちを新たにしてほしい」と話していた。