BRAVE・SBC初優勝 本社杯ソフト

第9回わかやま新報杯ソフトボール大会(大会委員長=津村周本社代表取締役社長)の準決勝と決勝が2日、和歌山県和歌山市有本のせせらぎ運動公園であり、決勝でBRAVE・SBC(紀の川市)が三田SC(和歌山市)を6―0で下し、初優勝を飾った。MVPは、準決勝でノーヒットノーラン(無安打無得点)を達成し、決勝でも2安打完封の快投を見せたBRAVE・SBCの岸本直道選手、敢闘賞には三田クラブの出口敦也選手が選ばれた。

◇準決勝

三田SC 2 0 0 0 0 1 0 3
和歌山レジェンド 0 0 0 0 1 2 0 2

 

BRAVE・SBC 0 4 0 0 0 0 0 4
オール上牧 0 0 0 0 0 0 0 0

◇決勝

BRAVE・SBC 1 0 3 1 0 0 1 6
三田SC 0 0 0 0 0 0 0 0

大会には県内外から26チームが出場。準決勝第1試合は3連覇を狙う和歌山レジェンド(和歌山市)と三田SCが対戦し、先制した三田SCが追いすがる和歌山レジェンドを振り切り3―2で競り勝った。
第2試合は、優勝した第4回大会以来5年ぶりの出場となったオール上牧(奈良)と前回4強のBRAVE・SBCが激突。BRAVE・SBCが2回のチャンスで一挙に4得点し、投げては岸本が力強い直球でオール上牧打線を圧倒し、ノーヒットノーランを達成した。
決勝は1回表、BRAVE・SBCの1番・杉本が中前打を放つと相手外野手が後逸する間に生還し先制。3回には3番・中野、4番・下絵図の二者連続本塁打などで3点を追加し、4回、7回にも1点ずつを加え突き放した。先発の岸本は伸びのある直球にドロップ、チェンジアップを織り交ぜ、17個の三振を奪う好投を見せた。

BRAVE・SBCの中浦欣哉監督は「熱心に練習する選手たちがいつも通りのプレーを見せてくれた。岸本の投球は完璧。伝統ある大会で優勝できてうれしい」と話し、岸本投手は「ノーヒットノーランは狙っていた。狙ったコースに投げられたと思う。MVPは点を取ってくれた野手の皆さんのおかげ」と笑顔を見せた。

本塁打を放った中野、下絵図両選手は、ベンチからのアドバイスが本塁打につながったことを強調。中野選手は「先輩からタイミングを早く取るように言われたことが結果につながった」、下絵図選手は「引きつけて打ての指示があり、打席の中で修正できた」と話していた。
三田SCの4番・土井選手は「岸本投手の球が外角に集まっているのは分かっていたが、速くて対応できなかった。次こそは優勝したい」とリベンジを誓っていた。
閉会式では、津村大会委員長からBRAVE・SBCの河野主将に優勝旗が手渡された。

初優勝のBRAVE・SBC

初優勝のBRAVE・SBC