天守閣にしめ縄飾り 紀州犬も見守り準備

 和歌山県和歌山市の和歌山城天守閣楠門に28日、迎春準備のしめ縄が飾られた。

 飾り付けは1959年に始まり、長さ約140㌢、重さ約7㌔のしめ縄を高さ3㍍50㌢の位置に取り付ける。ことしは職員4人が和歌山公園動物園の紀州犬、絢芽(あやめ)と皐月(さつき)に見守られながら飾り付けた。天守閣の入り口正面には鏡餅と正月の生け花も飾った。

 和歌山城整備企画課の小西昌太郎事務主査は「ことしは台風の被害も多く厳しい一年だったが、再建60周年で多くの方に来てもらった。来年もイベントなどで盛り上げていきたい」と話していた。

 天守閣は29~31日は休み。1月1日は午前6時から9時まで無料開放し、先着1000人に葵の紋とえとがデザインされた記念のかわらけが配布される。

飾られたしめ縄と絢芽㊧と皐月

飾られたしめ縄と絢芽㊧と皐月