魅力ある和歌山に 和歌山市で新成人が誓い
「成人の日」(14日)を前に、6日には和歌山県和歌山市の県民文化会館で新成人の門出を祝う「はたちのつどい」があった。真新しいスーツや色鮮やかな振り袖姿の新成人が記念撮影をしながら旧友との再会を喜び合い、大人への決意を新たにした。
同市の新成人は3590人(男1859人、女1731人)で、昨年より47人増えた。
式典で尾花正啓市長は、ノーベル医学生理学賞を受けた本庶佑(ほんじょ・たすく)さんの「誰も見向きもしない石ころを磨き、ダイヤモンドに仕上げていく」という言葉を紹介し、「皆さんの進む道はチャンスの石ころが転がっている」と激励。「ふるさとは皆さんを応援しています。感謝の気持ちを忘れず、自ら選んだ道を信じて大きな夢に向かって進んでいただきたい」と言葉を贈った。
新成人を代表し約30人が壇上へ。三堀智也さんと冨永夢璃亜さんが「20年間育ててくれた和歌山に恩返しができるよう、地域の方々と共に今以上魅力あふれる和歌山にしていくことを決意し、明るい未来へ躍進することを誓います」と決意した。
明治国際医療大学(京都)で救命救急を学ぶ金川陽亮(ようすけ)さん(20)は「自分は陸上でやり投げをしていて救急でお世話になった経験があり、その恩返しとして人の命を救う仕事がしたい。大人としての自覚を持って社会に貢献できれば」と話していた。