日伊シェフがコラボメニュー 食フェア盛況
和歌山県和歌山市田野の親子つりパークで行われた「食フェア」では、アマルフィ市のレストラン「SENSI」のシェフ、アレッサンドロ・トルモリーノさんが郷土料理を振る舞い、和歌山市吉田のイタリアンレストラン「IL TEATRO(イル・テアトロ)」が協力した。
アマルフィ市で栽培が盛んなレモンや、県産のシラスやアシアカエビなどを使ったメニューを調理。両市のシェフが食を通じて交流を深めた。
提供されたのはアシアカエビのリゾットやイワシのブルスケッタなど4品。150食ずつ振る舞われ、イタリアの魚醤「コラトゥーラ」や、アマルフィ市のレモンを使った地中海料理に、来場者は舌鼓を打った。
アマルフィ市を何度か訪れたことがあるというイル・テアトロのオーナーシェフ神谷龍雄さん(49)は「向こうの人は、地元のものはその地で味わうという考え方が根本にあり、地元の食材をとても愛しているのを感じる」。
トルモリーノシェフの提案を受けて食材を準備し、当日の朝から一緒に調理。「今回提供した手軽なフィンガーフードは手が込み、とても丁寧に料理されていて刺激を受けました」と話していた。
両市の交流を記念し、同店では3月末までの期間限定で、トルモリーノシェフのレシピに基づいた、現地のパスタやコラトゥーラを使ったパスタ料理が提供されている。