髙嶋仁さん特任教授に 4月~環太平洋大

昨年8月に智弁和歌山高野球部の監督を勇退した髙嶋仁さん(72)が、4月から環太平洋大学(岡山市)の特任教授に就任し、スポーツの指導者を目指す学生にアドバイスを送る。

髙嶋さんは監督として甲子園通算68勝の最多記録を持つ名将。現在は同部の名誉監督として月数回程度グラウンドで部員を指導している。

同大は、高校野球の強豪として知られる創志学園高(同市)を運営する学校法人が2007年に創立。体育学部があり、硬式野球部は昨年11月の明治神宮大会で近畿大や法政大などの名門校を破り準優勝。元西武内野手の安藤信二さんが監督を務めている。

髙嶋さんによると、スポーツの指導者を目指す学生を対象に月に1回、指導者に求められる能力や高校野球の現状などを講義するという。

髙嶋さんは「野球部にはプロ野球出身の指導者もおり、技術的な指導はしない。指導者になりたいという子に高校野球はこんなんやでという話をしたい」と意欲を示している。