多彩な表現感じて 4日まで四季の会洋画展
洋画グループ「四季の会」の第15回展が4日まで、和歌山市の和歌山県民文化会館中展示室で開かれている。
同会は中森順一さんを講師に、郷土和歌山に根差した自由な作品を制作。県展や市展などの公募展への出品を目標に創作に励んでいる。
展覧会は2年に1度の開催。13人の会員が風景や人物画など、10号から100号までの油彩や水彩30点を展示している。
作品は、水たまりを描いた詩情漂う写実画、大きな蓮の葉を白みがかった緑の色調で表現したもの、海外の静かな湖など、タッチもモチーフもさまざまで個性豊か。
赤く染まる錦秋の山々を描いた会員の一人、辻本渡さん(67)は「互いに切磋琢磨し、刺激し合いながら楽しく描いています。それぞれが目指す方向性を、絵を通じて感じてもらえれば。いろんなご意見をいただきたいです」と話し、知人が出品しているという岩出市の小山益男さん(68)は「ご本人の印象からすると、絵の雰囲気がずいぶんと違って驚きました。力強いエネルギーを感じます」と見入っていた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。