小中学生が切り取る世界 貴志・今福写真展
和歌山市立貴志中学校と今福小学校の写真部による作品展が十一番丁のギャラリーTENで開かれている。24日まで。
今福小の校務員で、貴志中にも勤務していた山下仁さんが技術指導を行う2クラブが初めて合同で行う作品展。発足2年目の今福小からは24点、貴志中からは14点が出品されている。
今福小からは1年間で撮影した活動成果を展示。カーブミラーに写るカメラを構えた自分の姿やレンズに近づく友達、傘を差す下級生など日常風景や遊び心にあふれた作品が並ぶ。2年目の活動について、昨年も写真部で活動した6年生の北原優織さん(12)は「きれいだなと思う風景や表情が増えて、写真を撮ろうとする機会が増えた」と振り返る。
貴志中からは校内の文化発表会で展示した14点を一般の人にも見てもらおうと展示。山下さんによると、小学生よりもこの作品を撮りたいという意志を強く感じられるという。そんな中学生の作品は、広い田園風景や空に向かって咲くコスモスなど学内外で撮影した選りすぐり。小学生とはまた違った作品が楽しめる。
6年生の鈴木心乃美さん(12)は「みんなが楽しそうな顔で写っているところを見てもらいたい」、5年生の平山智大君(11)は「ぶれている写真など、いろいろな撮り方を見てほしい」と話していた。
作品展は午前11時から午後6時(最終日は3時)まで。問い合わせは同所(℡073・432・5600)。