巡り合い楽しむ空間 狐島にSOGU CAFEオープン

 この空間で、予期せぬ出合いや発見を――。LURU MUSIC(和歌山市狐島)はライブスペース「LURU HALL」開設3周年を記念し、7日に同施設2階にカフェ「SOGU CAFE(ソーグーカフェ)」をオープンする。「遭遇」をコンセプトにしたカフェで、同店では「人や音楽、食やアートなど、『SO! GOOD』(とても良い)な、楽しい何かに出合える空間になればうれしい」と話している。

 店内は白や木の風合いを生かしたインテリア。温もりが感じられる居心地の良い空間になっており、23坪のスペースに34席を配置した。

 入り口に設けた「逸品棚」には同市出身の大江康一郎さんが代表を務める「KIBI’S」のお薦め品がずらり。農園と共同開発し、漬物が楽しめる「ヌカマルシェ」をはじめ、ジャムや調味料など「日本のいいもの」を集めている。

 カフェのチーフを務める高橋秀幸さん(43)は「いろんな人が、さまざまな情報を発信し、共有する場にしたい。それぞれの楽しみ方で、愛着を感じてもらえれば」とほほ笑む。

 レコードのジャケットが並ぶギャラリーもあり、「テーマを決めたり、いろんな人のマイベストが並んだりするスペースにしても面白いかもしれませんね」と、同ホールのオーナー岩橋和廣さん(70)。

 カフェメニューはオリジナルコーヒーや紅茶の他、濃小、並々、薄大など、濃さと量が選べるエスプレッソ、トーストやアイスクリームなどを用意。メニューや取り扱う雑貨、店内のディスプレーは絶えず変化し、いつ来ても新しい発見があるような場所にしたいという。

 つい先日は、1階のホールでコンサートを楽しんだ後、出演者らがミニパーティーを開き、楽しい交流の場に。セミナーやワークショップなどの開催もOKで「思い掛けない遭遇を通じて、新たな和歌山のカルチャーをつくりたい。ぜひ、皆さんがいろんな情報を発信してください」とPRしている。

 午前11時から午後8時まで。月曜日定休。問い合わせは同店(℡073・488・1377)。

温もりのある落ち着いた空間で高橋チーフ

温もりのある落ち着いた空間で高橋チーフ