「令和」祝賀ラベル限定販売 梅スピリッツ

酒造会社の中野BC(和歌山県海南市藤白、中野幸治社長)は、新元号「令和」を祝うラベルを貼った梅スピリッツ「香雪―KAYUKI―」を限定販売している。

梅の花の別名を持つ「香雪」は、県産の南高梅を使用した梅酒に蒸留の工程を加え、凝縮した梅の香りとアルコール分だけを取り出した新感覚のクラフトスピリッツ。昨年11月に発売し、ことし3月にはフランス・リヨンでの「リヨン・インターナショナルコンクール」で、最高位の金賞を受賞。同社製品は昨年の「槙―KOZUE―」に続き2年連続の受賞となった。

5月からの新元号「令和」が発表され、典拠となった万葉集の一節が生まれた「梅花の宴」のように、梅を楽しみ、新元号を祝ってもらおうと、限定ラベルを用意した。

ソーダやお湯割り、紅茶、緑茶などともアレンジが可能で、梅の香味を十分に引き出せるよう無味無臭のホワイトリカー(醸造アルコール)を使い、芳醇な香り高さも特徴。酒が苦手な人も楽しめる新感覚の製品となっており、食前・食中・食後、どのタイミングにも合わせられるという。

同社営業企画課の小川真生さんは「フランスでの受賞と新元号はダブルの喜び。梅の香りを楽しんでほしい」と話している。

700㍉㍑、税込み3780円、アルコール度数は45度。同社内売店(長久庵)、同社オンラインショップ、楽天・ヤフーの自社オンラインショップなどで購入できる。問い合わせは同社(℡073・482・1234)。

「新元号とともに楽しんで」と小川さん

「新元号とともに楽しんで」と小川さん