知事こばと学園に絵本贈る 児童福祉週間で

 児童福祉週間(5月5日~11日)を前に、仁坂吉伸知事が24日、和歌山市直川の児童養護施設「こばと学園」を訪れ、施設の子どもたちに絵本をプレゼントした。

 児童福祉週間には各地で行事が開催される。ことしの標語は「その気持ち、誰かを笑顔にさせる種」。4月22日から5月10日に和歌山県知事や福祉保健部長らが県内各地の児童福祉施設36カ所を訪れ、絵本を贈呈している。

 同学園の図書室を訪れた仁坂知事は小学生や幼児、職員ら約30人から拍手で迎えられ、子どもたちの代表に絵本10冊を贈呈。「小さい頃のおじさん(知事)もそうだったが、たくさん本を読むといろいろなことが知れて楽しい。贈呈した本だけでなく図書室の他の本も読んですくすくと大きくなって」と呼び掛けた。

 子どもたちを代表し、女子児童が「大切に読ませていただきます。勉強やスポーツを頑張るので応援してください」と感謝。森本祐司理事長は「大変光栄なこと。子どもたちにとって思い出深い記念の日になったと思う」と喜び、「子どもたちが複雑な現代社会で幸せな社会生活を営めるよう全力で努力していく。変わらぬご支援をお願いしたい」と話した。

 子どもたちは自分たちが作ったメダルを仁坂知事にプレゼントし、童謡「こいのぼり」を合唱。仁坂知事は一生懸命歌う子どもたちの姿に笑顔を見せていた。

子どもたちの合唱を聴く仁坂知事

子どもたちの合唱を聴く仁坂知事