初の女性県議会副議長に森氏 議長は岸本氏
和歌山県議会5月臨時会は2日目の17日、本会議で議長、副議長の選挙を行い、議長に岸本健氏(48)、副議長に森礼子氏(50)が選ばれた。女性議員の副議長就任は初めて。
県議会の正副議長は最大会派の自民党県議団から1年ごとに選ばれるのが慣例となっている。
岸本氏は紀の川市選挙区選出で当選4回。2007年に初当選し、建設常任委員長や議会運営委員長、県監査委員などを歴任しており、昨年6月からことし4月29日まで副議長を務めた。
議長選で有効投票42票中42票を集めた岸本氏は「心より感謝申し上げます。一生懸命、公平公正な議会運営に努めていきたい」と就任の決意を述べた。
森氏は和歌山市選挙区選出で当選4回。2010年の県議補選で初当選し、これまでに文教常任委員長や議会運営委員長、県監査委員などを務めた。副議長選では有効投票39票中27票を獲得。次点は藤本眞利子氏(改新クラブ)で12票だった。
森氏は「ふるさと和歌山がますます発展するために、岸本議長をしっかり支えていきたい」と抱負を話した。