立憲民主が藤井氏を推薦 参院和歌山選挙区

 今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に無所属新人で立候補を表明している元和歌山弁護士会会長、藤井幹雄氏(58)について、立憲民主党は4日、推薦を決定したと発表した。

 同党県連によると、同日東京都内で開かれた党常任幹事会で決定した。和歌山県連の山本忠相幹事長は「藤井氏はこれまで、安倍政権にノーを突き付ける活動をしており、憲法への問題意識などが党の土台の考え方と一致している」と推薦の理由を話した。藤井氏は連合和歌山などが擁立し、国民民主がすでに推薦を決定。先月下旬に立憲、国民、共産、社民など野党5党派が和歌山選挙区を含む1人区の候補者を一本化することで合意しており、共産は予定していた候補を取り下げる。

 和歌山選挙区では、自民現職で公明の推薦を受ける経済産業大臣、世耕弘成氏(56)=4期=が改選を迎え、藤井氏との一騎打ちになる公算が大きい。