39校の対戦相手決まる 高校野球和歌山大会
7月12日に開幕する第101回全国高校野球選手権和歌山大会(和歌山県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が22日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛大ホールであり、出場39校の対戦相手が決定した。前回覇者の智弁和歌山は実力校の和歌山南陵と、智弁とともに今春の選抜大会で8強入りした市和歌山は甲子園出場経験のある日高中津とそれぞれ初戦で激突する。選手宣誓は和歌山北の原尻拓実主将が務める。
抽選会には出場校の主将やマネジャーらが出席。県高野連の愛須貴志会長はあいさつで「夏は特別な大会。けがをすることなく大会を迎え、紀三井寺でたくましい姿を見せてください」と呼び掛けた。
抽選では、智弁、市和歌山、海南、桐蔭のシード4校がA~Dのゾーンに分かれた後、各校の主将が一人ひとりくじを引いた。
開幕試合は和歌山工業と新宮の対戦。和工の石井達己主将は「多くのお客さんに見てもらいながらプレーできるのは喜ばしい。自分たちの野球をしたい」と歓迎し、「春に負けた海南を倒すことを目標に練習してきた。夏は絶対に勝ちたい」と同じゾーンに入った海南の撃破に意欲を見せた。新宮の古根川健主将は「プレッシャーを思い切ったプレーに変えたい」と話した。
抽選で選手宣誓役に選ばれた和北の原尻主将は「選手宣誓は初めてで緊張すると思うが、監督や親への感謝を表現したい。内容は監督やチームメイトと相談して決めたい」と話した。
大会は28日まで和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で行われる。19日は終業式、26日は休養日のため試合は行わない。