自転車、ヘリで紀州路へ 藤井、世耕両候補

参院選はいよいよ17日間の戦いに突入し、和歌山選挙区の藤井幹雄、世耕弘成両候補はいずれも和歌山市内で出陣式を行い、有権者に第一声を放った。支持者と共に士気を高めた両候補は、拍手や声援に送られながら街頭へと繰り出した。

努力無駄にしない 藤井陣営

自転車で出発する藤井候補

自転車で出発する藤井候補

藤井陣営の出陣式は和歌山市山吹丁の事務所で行われ、約100人(陣営発表)が集まった。

連合和歌山会長で、合同選挙対策本部の池田祐輔本部長は「知名度は相手候補に遠く及ばない。でも十分戦う態勢は整っている。皆さんの努力を無駄にはせず、やり残したことがないと言えるように、全力で戦いましょう」と訴えた。

国民民主党県連幹事長の浦口高典県議や立憲民主党県連代表の谷口和樹県議も応援に駆け付け、頑張ろうコールで士気を高めた。

藤井候補は映画「ロッキー」のテーマ曲に乗せて事務所を出て、自転車にまたがって遊説に繰り出した。

 

一日で9市を一周 世耕陣営

支援者と笑顔で握手をする世耕候補

支援者と笑顔で握手をする世耕候補

世耕候補の出陣式はJR和歌山駅前の街頭で行われ、約1000人(陣営発表)が詰め掛けた。

選挙対策本部長を務める鶴保庸介参議院議員や門博文衆議院議員ら自民党所属議員が支援を呼び掛けた他、仁坂吉伸知事、世耕候補を推薦する公明党の多田純一県本部代表も応援のマイクを握った。

世耕候補は選挙期間中、他候補の応援や経産相の公務で全国を飛び回り、自身が選挙区入りするのは初日のみ。和歌山市での出陣式を終えるとヘリコプターで新宮市に移動し、県内9市全てを一日で回って演説した。

5日以降は世耕候補に代わり、久美子夫人や党所属議員らが支持を訴える。