平和の尊さ伝える 28日まで戦争に関する資料展
平和について考える「2019平和のための戦争展わかやま」が28日まで、和歌山県和歌山市北出島の県勤労福祉会館2階(プラザホープ)で開かれている。
同実行委員会が主催。和歌山大空襲で焼けた和歌山城の瓦やアメリカ軍によって投下された焼夷弾、広島の高校生が被爆者の話を基に描いた原爆の絵、沖縄戦後の新聞、戦時中の服や水筒など戦争の悲惨さを伝える写真や資料などを展示している。
ビキニ水爆実験を受けて誕生した「ゴジラ」の展示もあり、1954年の第1作目の映画「ゴジラ」のパネルやフィギュア、おもちゃ、グッズなど300点以上を展示し、核廃絶の思いや平和の尊さを訴えている。
松田健司実行委員長は「戦争時のパネルも展示しているので、若い人に展示を見てもらい、戦争の悲惨さ、平和の尊さを知ってほしい」と話している。
27日午後1時半から4階ホールで「高知平和資料館・草の家」副館長の岡村啓佐さんが「『ビキニ事件』と日本の戦後~消されたマグロ漁船員たち~」と題して講演する。
午前10時~午後5時。28日は午後1時まで。詳しくは同会(℡073・488・3095)。