タイ・ラノーン県をPR 知事らがブース出展
「ぶんだら節」と「おどるんや」が同日開催となった3日、和歌山城西の丸広場内の縁日横丁で多くの飲食店ブースなどが並ぶ中、タイ・ラノーン県のPRブースが出展された。同祭りでの海外の自治体によるブース出展は初めて。
前日から和歌山県入りして3回目の訪問となるラノーン県のチャットポット・ピャムプトラ知事をはじめ、企業団など関係者15人が参加。ラノーン県の良さをPRするため、上質なコーヒーを栽培する農園「ゴンコーヒー」のスポット・コーンプラシワット社長がロブスタ種のコーヒーや、一度に2日ほどしか咲かない希少なコーヒーの花を摘み取り、乾燥させたアロマ効果のあるお茶の試飲・販売を行った。豊富な海産物の中で特産の干しエビ、タイ料理でよく使われるカシューナッツなどのサンプルも併せて配った。
タイ国政府との経済交流や観光振興の連携を進めている県商工観光労働部と、地方同士の連携を支援する日本貿易振興機構(ジェトロ)和歌山貿易情報センターの各職員も協力してラノーン県の観光PRをした。
チャットポット知事は「海や滝があり温泉など共通の観光地がたくさんあってとても似ている和歌山県とは、今後観光以外にも、若い企業同士との結び付きやビジネスにおいて、コラボレーションしていきたい」と和歌山との取り組みに前向きな考えを語った。取材後もブースに来た人と握手したり記念撮影に応じたりして、積極的にPR活動を行った。