紀三井寺の千日詣 オーディション参加募る
和歌山県和歌山市の紀三井寺で毎年8月9日に行われる「千日詣」のフィナーレを飾る「龍宮乙姫龍灯献上行脚」で、来年の乙姫役を決めるオーディションに向け、同実行委員会は参加者を募集している。1次募集の締め切りは11月30日。
千日詣は、同寺を開いた為光上人が大般若経を写していると観音霊場の建立を待ち望んでいた乙姫が現れ、海の中でも消えない龍灯を献上し、以降毎年8月9日の未明に心の美しい人が見られる明かりが同寺にともるようになったという故事が由来。来年は同寺の開創1250年という節目。故事を知る人も少なくなったため、多くの人に知ってもらおうと2017年から乙姫が女官と共に行脚を行っている。
高校生以上で15歳から25歳までの女性が対象。未成年者は保護者の許可が必要。書類選考の後、来年2月9日の2次審査の面接と特技披露で合格者を決定する。
応募は申込書に必要事項を記入し、顔写真を添えて実行委員会事務局(〒640―8155和歌山市九番丁4の1ラウムズ和歌山九番丁1階)に送付。ホームページからも応募できる。顔写真は加工せずに、表情のよく分かるものに限る。2次募集は1月1日から31日まで。1次審査の結果は12月15日と2月4日までに連絡される。
問い合わせは七色社内の同事務局(℡073・488・4877)。