英国での交流報告 ガールスカウトが県庁へ

 今月3~10日に海外研修で英国を訪問したガールスカウト県連盟のスカウトらが21日、和歌山県庁に仁坂吉伸知事を訪ね、現地での活動を報告した。

 同連盟は4年に1度豪州にスカウトを派遣しており、ことしは県内にガールスカウトが誕生してから60周年となるのを記念し、ガールスカウト発祥の国である英国にスカウトを派遣した。

 研修に参加したのは中学、高校生の少女スカウト8人と成人会員5人の計13人。この日は竹山早穂連盟長や中学、高校生のスカウトら計8人が訪れた。

 スカウトらは、米国やカナダのスカウトらとバーベキューパーティーを通じて交流を深め、英語の地図を頼りにロンドンの街を巡ったことを紹介。海外のスカウトたちについては「自分たちとあまり年齢が離れていないのに行動がとても積極的で驚いた」と振り返り、「英会話には戸惑ったが、相手が簡単な単語を使ってくれてありがたかった。英語力も大切だが、自分のことを伝えたい、相手のことを知りたいという気持ちが大切だと痛感した」と話していた。

 期間中は日本の文化を紹介する場面もあり、スカウトたちはソーラン節を披露したり、おにぎりやみそ汁、梅干しを振る舞ったりしたことを紹介。県特産品の梅干しについて「とても酸っぱいけどおいしいと言われ、和歌山県民としてうれしかった」と笑顔を見せていた。

 仁坂知事は「良い経験になって良かった。これからも頑張ってください」と激励した。

仁坂知事に英国での活動を報告するスカウトたち