桐蔭が中学日本新で優勝 全中陸上女子リレー
21日から24日まで大阪市のヤンマースタジアム長居で開かれた第46回全日本中学校陸上競技選手権大会の女子四×百㍍リレーで、和歌山県立桐蔭中学校が47秒04の中学日本新記録で優勝。これまでの日本中学記録を0・26秒短縮し、10年ぶりに記録を更新する快挙となった。
リレーチームは3年の岡稚奈さん、2年の福井有香さん、3年の稲荷未来さん、3年の藤木志保さんでバトンをつないだ。3年の城森和歌さん、宮之原凜さんが控え選手に回った。
同チームは10、11日に開かれた近畿中学総体でも大会新記録の48・02秒で優勝。全国でもその勢いは衰えず、予選、準決勝ともに全体1位で通過。決勝では準決勝での47秒93を上回る47・04秒でゴール。朝霞第一中学校(埼玉)の日本中学記録47・30秒を0・26秒上回った。
決勝では見事なバトンパスを披露。3走の稲荷さんでトップに立ち、4走の藤木さんが突き放す圧倒的な走りを見せた。
岡さんは「もちろん優勝を目指していたが、まさか新記録まで出せるとは思わなかった」と大会を驚きと喜びで振り返った。決勝のタイムについて福井さんは「バトンパスを確実にできるようにと普段から心掛けてきた」、稲荷さんは「なんだか気合で走り抜けたという感じだった」、藤木さんは「アドレナリンが出て、決勝はみんな勢いがあった」と笑顔で話していた。