理想の高校総文は 生徒企画委員会で意見交換

2021年に和歌山県内で開かれる第45回全国高校総合文化祭(紀の国わかやま総文)に向け、生徒企画委員会の第2回会合が1日、和歌山市内で開かれた。他県への視察の報告があり、和歌山ではどのような文化祭を目指すのかアイデアを出し合った。

全国高校総合文化祭は高校生による芸術文化の祭典で、県内では初開催。委員会のメンバーは県内の高校生39人で組織されている。このうち19人は7月末から8月にかけて佐賀県で行われた「さが総文」を視察した。

和歌山での文化祭の大会テーマは「届けよう和の心 若葉が奏でるハーモニー」。この日は、すでにキーワードに掲げられた「和」「響」「創」を踏まえ、大会の基本方針についてグループで活発に討論。目標や大切にしたい思いなどを付箋に書いて模造紙に貼り出し、類似するものを分類し考えを整理。各グループで意見を披露し合った。

発表では「高校生だからこそできる、ミカンのようにフレッシュな大会に」「前例にとらわれない斬新な文化祭を」「方言や特産品、偉人など和歌山の魅力を伝えたい」「時代が変化する中でも伝統や文化、自然を大切に」などの意見が出た。

佐賀県への視察にも参加した開智高校1年生の竹田一貴さんは「同じ高校生でこれほどのものを企画できるのかと、視察は大きな刺激になった。和歌山でも僕たちの強みをつくり出し、見る人たちを楽しませて、来て良かったと思ってもらえるような文化祭を目指したい」と意気込んでいた。

次回の委員会は10月20日に開催予定。

理想とする総文祭へ、意見を出し合う高校生たち

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