誇りを胸に全力で 国体の県選手団壮行式
28日に茨城県で開幕する第74回国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体)の和歌山県選手団結団壮行式が5日、和歌山市小松原通の県民文化会館大ホールで行われ、選手たちが大会での活躍を誓った。
大会は茨城県で10月8日まで開催。今月7~16日にある会期前競技を含め、県勢は34競技に参加する。
この日は自転車とスポーツクライミングを除く32競技の選手、監督約250人が出席。各競技に出場するチームの紹介が行われた後、団長の仁坂吉伸知事から旗手を務めるソフトテニス少年男子の中野智稀選手(和歌山北高)に団旗が授与された。
県体育協会会長も務める仁坂知事は「選手の皆さんの勇姿を見て、頑張ってくださいねという気持ちが強くなった。全力を出して皆さんの自己実現と郷土の名誉のために頑張ってください」とエール。県PRキャラクターのきいちゃんも登場し、「ことしの茨城国体で活躍することも期待しているワン。皆さんよろしくだワン」とメッセージを送った。
選手を代表し、相撲少年男子の花田秀虎(ひでとら)選手(和歌山商業高)が「和歌山県代表としての誇りを胸に最後まで全力で頑張ります」と謝辞を述べた。
高校硬式野球に出場する智弁和歌山高の東妻純平捕手(3年)は、「野球部を引退してからもほぼ毎日後輩たちと練習している。甲子園の疲れも取れた。調子もまずまずだと思う。一戦一戦しっかりと戦い優勝を目指します」と意気込んでいた。