県議会が開会 7億6721万円増額の補正予算案

和歌山県議会9月定例会が10日開会し、県当局は本年度一般会計補正予算案など計31議案を上程した。

補正予算案は7億6721万円を増額、補正後の総額は5801億8487万円となる。

仁坂吉伸知事は県政の最近の動きを報告。高校生の県内就職促進や和歌山市内への大学誘致に力を入れてきた結果、昨年度の新規高卒就職者の県内就職率が1976年度の調査開始以来2番目に高い水準となったこと、県外の大学、短大に進学する人の割合が42年ぶりに全国ワースト1位を脱却したことなどを説明した。

高齢者を中心としたスポーツ、健康、文化のイベント「ねんりんピック紀の国わかやま2019」、国内外の県人会の会員が和歌山市に集まり、交流を深める行事「県人会世界大会」が11月に開かれることにもふれ、ねんりんピックについては「全国から来県される1万人を超える選手団の方々を県民総参加で温かくお迎えしたい」、県人会世界大会については「ふるさとを離れた方々が故郷への誇りを高める機会にしたい」と述べた。

会期は27日までの18日間。一般質問は17~20日に予定している。

県政の最近の動きを報告する仁坂知事

県政の最近の動きを報告する仁坂知事