台風10号で被害10億円超 県内の農林水産業
和歌山県は18日、8月15日の台風10号による県内農林水産業の被害額(確定報)を発表した。総額は前回(8月26日発表)に比べ4億4632万4000円増加し、10億181万7000円となった。
農作物などの被害は前回比53万5000円増の1307万3000円。印南町や御坊市で風によるナスの倒伏や果実の落下があり、199万4000円。新宮市などで水稲に351万9000円の被害が出た。
農地・農業用施設の被害は前回比3億2550万円増の6億4450万円。農地は田畑のあぜの崩壊や流出が有田市、御坊市、紀美野町など13市町の118カ所、農業用施設は道路や水路、ため池の被害などが海南市や紀の川市など14市町で106カ所だった。
林業関係は前回比1億2028万9000円増の3億3753万9000円。田辺市や新宮市など253カ所で林道ののり面崩壊や路肩の決壊があった。
畜産と水産関係は前回と同額だった。