あのころ思い出して TONPEIディナーショー

 和歌山県紀の川市出身で、和歌山を拠点に活動するオヤジシンガー・TONPEIさんがディナーショー「昭和(あのころ)を歌う」を12月1日に和歌山市湊通丁北のアバローム紀の国で開く。TONPEIさんは「昭和の曲はたくさんあり、選ぶのが本当に難しい。お酒と食、音楽で当時を思い出して気持ち良く楽しんでもらえたら」と話している。

 昭和時代に出会い、結婚し、子育てを終えた人々がようやく一息ついて、若いころを思い出してもらいたいとテーマを決めた。TONPEIさんが介護施設で歌った際、認知症の人が歌を聴いて突然昔のことを語り出したのを見て、歌の力を感じたという。

 活動を共にしているTONPEIバンドと、坂本九やザ・ピーナッツ、沢田研二、欧陽菲菲など昭和を彩った楽曲をジャンルを問わず幅広く歌う。オリジナル曲「ふるさと」「夢は途中」などの他、「あなたのそばで」も披露する。

 ディナーはフレンチのコースで、会場内には同市楠右衛門小路のバー「TENDER」によるコーナーもオープン。その場でさまざまなカクテルが楽しめる。普段より少しおしゃれをして、気分を変えて楽しんでもらいたいとドレスコードはカジュアルエレガンスにした。

 TONPEIさんは「本格的なディナーショーは初めて。ミドル層の方に歌と食事で恋や仕事に忙しかった『あのころ』を思い出してもらいたい」と話した。

 会場は円卓で全席指定1万5000円。午後6時半開場、7時開演。申し込みは電話でアバローム紀の国(℡073・436・1200)。当日までに同所でチケットを引き換え。問い合わせも同じ。

「歌で昔を思い出して」とTONPEIさん