ふるさと和歌山市描く 松間さんスケッチ展
和歌山県和歌山市湊の洋画家・松間弘さん(79)の個展が28日まで、同市小松原通の県民文化会館県民ギャラリー中展示室で開かれている。
傘寿を節目にした記念展で、喜寿の作品展以来の開催。「ふるさとわかやま散歩」をテーマに、15年近く描きためたスケッチから、同市を描いた作品が年齢と同じ数の80点並ぶ。
スケッチ展は4回目。これまでは県内外の美しい風景を描いた作品を展示していたが、今回は作品の出来の良しあしに関係なく市内の風景のみを集めた。
北島橋や高松の交差点、けやき大通り、雑賀崎の漁港、紀三井寺に京橋など風光明媚(めいび)な風景から電柱と建物が並ぶ街中まで、さまざまな市内の様子をグラフィックペンと透明水彩で描いている。
松間さんは「良い作品でなくても、展示に入れておきたいと思う作品がたくさんあった。来られた人がどんなふうに作品を見てくれるのかも気になる」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は3時半)まで。松間さんが代表を務めるグループ松彩と講師を務めるパンの会の作品展も同館特設展示室と小展示室で開催中。問い合わせは同館(℡073・436・1331)。