指紋採取の体験も 警察官の仕事学ぶ催し
警察官の仕事の魅力を体感するイベント「WAKAYAMA KIDS POLICE」が16日、和歌山県和歌山市西の交通公園で開かれた。
仕事内容を知ってもらい、職業の選択肢に警察官を加えてもらおうと昨年から始まった。県内の小学生17人が参加し、職務質問や鑑識、パトカー乗車とさまざまな仕事を体験した。
鑑識では、粉を使い瓶や紙に付いた指紋を検出。磁石に反応する粉を紙の上に磁石で塗り広げると、手のひらや指紋が浮き出てきた。子どもたちは指紋が見つかると、楽しそうに粉を紙いっぱいに塗り広げていた。足跡採取は暗い部屋で投光器を照らして捜索。明るい部屋で見えなかった足跡が投光器で浮かび上がると「あった!」と一斉に指を差していた。
外に出ると、警察官の制服を着て記念撮影やパトカー、白バイに乗車。パトカーの拡声器を使い、「パトカーが通ります」と声を掛けたり、家族に手を振ったりしていた。
岩出市立根来小学校2年生の神出輝空(りく)君(8)は「瓶に付いた指紋を採取するのが楽しかった。粉を付けると、指紋が浮かんでくるのが面白かった」と話していた。