高級食パン「銀座に志かわ」 駿河町に県内初

高級食パンを製造・販売する㈱銀座仁志川(東京都中央区、髙橋仁志社長)は27日、和歌山県和歌山市駿河町に「銀座に志かわ」和歌山店をオープンさせる。県内での出店は初。21日は市内のホテルで報道関係者などを対象に試食会が開かれ、髙橋社長が同社の食パンの特長を説明した。

同社は昨年9月に1号店を銀座に出店して以来、急速に全国に店舗を増やしており、和歌山店は38号店となる。

試食会で髙橋社長は食パンの仕込み水にアルカリイオン水を使用していることにふれ、「パンの表面が軟らかくなり、上品な甘さが出る」と説明。カナダ産の小麦粉や北海道産の生クリーム、はちみつなどを原材料にしており「安心、安全で最高級の原材料を使っている」とアピールした。「和歌山市は世帯当たりの食パンへの支出額が多い」とし、「(出店により)、和歌山の食パンの市場が盛り上がっていけば」と期待を寄せた。

和歌山店は駿河町45旭ビル103にオープン。商品名は「水にこだわる高級食パン」で、価格(税抜き)は1本2斤が800円。電話での予約も受け付けている。営業時間は午前10時~午後6時で、売り切れ次第終了。同店のオーナー兼店長を務める的場正紘さんは「期待の大きさをひしひしと感じています。自然の甘みが感じられ、甘いパンなのに和総菜と合うのも魅力です」と話している。

電話での商品予約は銀座に志かわ和歌山店(℡073・428・2400)。

自社の食パンの特長を語る髙橋社長

自社の食パンの特長を語る髙橋社長