永年の功績たたえ 県統計大会で調査員ら表彰

 統計について考える本年度の「和歌山県統計大会」が25日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で開かれ、長年にわたり調査員を務めた人や統計グラフコンクールで特選や入選を果たした児童、生徒らに表彰状が贈られた。

 県と県統計協会が主催。約200人が出席し、総務大臣表彰では、同省の進藤金日子政務官が、経済産業大臣表彰では、仁坂吉伸知事が受賞者に表彰状を手渡した。

 仁坂知事は式辞で「たくさんのデータをうまく処理し、多くの価値ある情報を引き出して利用するなど、統計利活用の場はどんどん広がっている」と述べ、「統計は一つひとつの個票が大事。一番大事なところを担ってくださった」と受賞者に感謝の意を示した。

 受賞者を代表し、経済産業大臣表彰を受けた川口良子さんが「調査員の仕事は本当に地道な仕事でつらい思いをすることもあったが、社会の役に立っていることに大きな喜びを感じている。調査員としての誇りを持ち、一層の研さんを重ねていきます」とお礼の言葉を述べた。

 記念講演もあり、総務省国際統計交渉官の千野雅人さんが「統計は、面白い! 奥深い! 役に立つ!」と題して講演した。

 本紙エリアで表彰を受けたのは次の皆さん。

 【総務大臣表彰】梶本その子(和歌山市)▽福地正和(同)▽大倉文子(同)【経済産業大臣表彰】大浦淳子(和歌山市)▽井川紀代美(同)【厚生労働大臣表彰】竹内皎(和歌山市)▽藤本食品㈱(岩出市)▽丸和ニット㈱(和歌山市)▽和歌山日野自動車㈱(同)▽アズマハウス㈱(和歌山市)▽㈱なだいコーポレーション(紀の川市)【知事感謝状】團栗宣子(和歌山市)【令和元年度県知事表彰】小浦慶子(和歌山市)▽津多嘉子(海南市)【統計グラフコンクール県統計協会会長表彰】井口菫(和歌山大学教育学部付属小学校)▽津守航太朗(和歌山市立藤戸台小学校)▽大川菜々美(和歌山大学教育学部付属小学校)▽西井颯杜(県立桐蔭中学校)▽西岡聡、西岡優(和歌山大学教育学部付属小学校)河北泰知(同)▽寺下大智(同)▽藤原遼太(同)▽梶村ジュリアン(同)▽井上陽太(和歌山市立砂山小学校)

仁坂知事㊧から表彰状を受け取る受賞者