20回目を華やかに マーチングバトンフェス

 和歌山県バトン協会(嶋啓子理事長)主催の「第20回マーチングバンド・バトントワーリングフェスティバルinWAKAYAMA」が22日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれ、約430人が華麗な演技や迫力のある演奏を披露した。

 年に1度開く恒例の発表会で、20回目の記念会。県内を中心に、和歌山バトン、スタジオキャッツアイ、県立和歌山商業高校バトン部、創価和歌山ブルーイーグルスなどのバトンチーム、マーチングバンドが出演。観客はバトンを自在に操りながらの軽やかな身の動きや、美しい隊列変化、ダイナミックな演技に見入っていた。

 バトンの世界大会で1位に輝いた「GENESIS」の招待演技もあり、最後は先日県内で開かれた「ねんりんピック紀の国わかやま」の式典前アトラクション演技の一部を再演。20回を記念し、フィナーレには出演者全員で踊った。

 閉会式で嶋理事長は「これまで陰日なたなく支えてくれた方々に心からお礼を言いたい。世界1位の演技を見られる機会はめったになく、関西でもレベルの高いチームにも参加してもらい、刺激になりました。私たちもそれに追いつけるよう頑張っていきたい」と決意。

 同市から訪れた女性(63)は「しなやかで美しい演技に見入ってしまいました。ねんりんピックの再演は、一体感があって感動でした」と笑顔で話していた。

華やかに盛り上げたフィナーレの演技