新たな時代へ大人の誓い 和歌山市で成人式
和歌山県和歌山市の新成人の門出を祝う「はたちのつどい」が5日、同市小松原通の県民文化会館で開かれた。スーツや袴、振袖姿の新成人が新元号「令和」となって初めての式典に出席。大人への決意を新たにし、記念撮影をしながら友人との再会を喜び合った。
同市の新成人は3608人(男1780人、女1828人)で、昨年より18人増。式典は芦原地区子ども会の太鼓で始まり、お笑いコンビの「わんだーらんど」と「モンスターエンジン」も出演。尾花正啓市長は「AIやIoTと時代は大きな変革を迎えている。それでも、時代をつくっているのは人の力。新成人の皆さんには仲間と共に新しいことに勇気を持って果敢に挑戦し、希望と夢を持って歩んでほしい」と言葉を送った。
新成人を代表し、34人が壇上へ。坂田利季弥さんと濱口奈那さんが「感謝の気持ちを忘れず、目標に向かって努力し、責任ある社会人として常に前向きに歩んでいくことを誓います」と決意を述べた。
大阪医療福祉専門学校で視能訓練士を目指し勉強する栗山未羽さんは「視能訓練士になる夢をかなえたい。思いやりを持って患者さんやいろいろな人と接せる人になれたら」、徳島大学でAIなどについて学ぶ谷口拓也さんは「学んでいることを生かして、チャレンジしていけたら。さまざまなところで頼ってもらえる人になりたい」、製造関係の会社に勤務する乙谷亮太さんは「助けてくれる職場の先輩のように、専門知識を身に付けたい。自分も後輩を育てられるようになりたい」と話していた。