黒川と貴志を表彰 学生野球協の優秀選手に
日本学生野球協会が10日発表した2019年度の学生野球表彰者(高校生47人、大学生26人)に和歌山県関係では智弁和歌山高の黒川史陽内野手と和歌山大学の貴志弘顕投手が選ばれた。
同表彰は学生野球の発展に貢献し、模範となる学生生活を送った選手をたたえるもの。高校生は各都道府県から1人ずつ、大学生は各連盟から1人ずつが選ばれる。
黒川選手は1年夏から5季連続で甲子園に出場。勝負強い打撃と堅実な守備を武器に1年秋からレギュラーとして活躍した。昨年は主将としてチームをまとめ、同校を選抜大会8強、夏の選手権16強に導いた。ことしからプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーする。
貴志投手は和歌山市出身。桐蔭高から和大教育学部に進み、1年生の頃から投手陣の軸として活躍。2017年には同大の近畿学生リーグ1部初優勝に貢献し、大学選手権では岡山商科大の最速153㌔右腕・近藤弘樹(現楽天)に投げ勝ち和大に神宮初勝利をもたらした。4年間で同大初となるリーグ通算20勝を挙げるなど、リーグを代表する投手の1人として存在感を示した。