水道料金の減免検討 計画断水問題で尾花市長
国道24号花山交差点(和歌山県和歌山市鳴神)地下の漏水に伴う計画断水の問題で、尾花正啓市長は23日の定例記者会見で、濁り水の発生で使用できない水の供給があったなどとして、計画地域の水道料金の減免を検討する考えを示した。
今回、計画断水は回避されたが、開始予定時間の直前に水道の使用が集中したため、19日夜から20日にかけて濁り水が発生した。
水道料金減免の方法や規模は今後、検討するが、尾花市長は、断水の計画地域全体が対象になるとの見通しを示した。
計画断水による被害への補償については、市企業局は関係法や条例に照らして行わない考えだが、尾花市長は「市に過失がなかったかどうかは検証しないといけない」とし、今月中にも専門家を含む検証体制を整えたいと述べた。
同交差点の通行規制は東向き、西向きとも1車線ずつとなっていたが、22日午後10時に東向きの追い越し車線が仮解除され、東向き2車線、西向き1車線の通行となった。仮解除のため、工事の状況により再び規制される場合がある。