水道管接触で腐食か 和歌山市漏水、交通振動で沈下
国道24号花山交差点(和歌山県和歌山市鳴神)地下の水道管漏水問題で、市企業局は23日、埋設された2本の材質が異なる水道管が接触し、腐食したことが漏水の原因と考えられると明らかにした。
同局によると、同交差点地下には、直径80㌢の基幹水道管、加納浄水場と秋葉山配水池を結ぶ直径1・5㍍の水道管が埋設され、80㌢の管から枝分かれした直径15㌢の細い水道管が1・5㍍の管と交差していた。
本来は30㌢以上距離をとって設置されていた鋳鉄(ちゅうてつ)製の15㌢管が道路の振動などで沈下し、鋼鉄製の1・5㍍管に接触。「異種金属接触腐食」の現象により1・5㍍管に腐食が起こり、直径約7㌢の穴が開いて先に漏水し、さらにその水圧で15㌢管が破損したとみられている。
同局は今後、交差して埋設されている他の場所の水道管も調査する方針。