春の頂点へ気持ち高め 智弁がセンバツへ本格始動
第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕)への出場を決めた智弁和歌山は、出場決定から一夜明けた25日、和歌山県和歌山市冬野の同校グラウンドで約5時間の全体練習を行った。
6季連続の甲子園出場が決まり、選手たちは明るい表情を浮かべた。昨秋は5番に座り近畿大会の準々決勝・智弁学園戦では本塁打を放った川上珠嵐内野手(2年)は、「出場が決まるまで長かった。『やっと行ける』という感じ。甲子園が決まり気持ちも入ってきた」と笑顔。打撃練習では、ピッチングマシンや打撃投手を相手に直球やカーブなど約70球を打ち込み、次々と快音を響かせ、「中堅から右方向を狙い、6割くらいの力でスイングした。バットの芯で球を捉えることが結構多かった。まずまずの内容だと思う」と振り返った。
ブルペンでは、エース候補の小林樹斗投手(同)や、技巧派左腕の池田泰騎投手(同)らが捕手を座らせて投げ込んだ。池田投手は「直球にスライダーやカーブなどの変化球を交え50球ほどを投げ込んだ。コーナーにしっかり投げることができたので良かった」と話し、調子の良さを感じさせた。
大会の組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。