大福茶の振る舞いも 和歌浦天満宮で初天神
和歌山県和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政男宮司)で25日、祭神である菅原道真のことし最初の縁日「初天神」が行われた。受験生への合格祈願祭の他、毎年恒例のお茶会に参拝客が訪れた。
学問の神様である菅原道真は、世間にお茶の習慣を広めたことでも知られている。同神社では通常のお茶の他、大茶わんで抹茶を回し飲む「大福茶」を行う。
茶室に入った参拝客は大きな茶わんに驚き、周囲の人に茶わんを支えてもらいながら抹茶を飲んでいた。
同市の楠見地区から訪れた羽生陽一さん(86)は「(菅原道真は)うちのご先祖にあたるようなので、毎年初天神にはお参りに来ている。お茶は初めていただいた」、小板宮司は「道真公にあやかってお茶をいただき、受験生の皆さんが力を発揮できたら」と話していた。